皆様今日もお疲れ様です。いつもボクシングフィットネスジムをご利用いただいている皆様、本当にありがとうございます。今回はボクシングのパンチの一つである「ジョブ」の基本的な打ち方と、早く打つコツなどをご紹介いたします。
■ 「ジャブ」とは
ジャブは相手をKOするための(ストレートやフックとは違い)相手との距離を測ったり、コンビネーションや決めパンチに繋げるための捨てパンチ(おとり)です。フックやストレートほどには腰を使わず、力をあまり入れずに放つパンチのことです。■ 基本的なジャブの打ち方
1、構える
拳は真横か、相手に向けて構えましょう。また、足幅は開きすぎているとジャブが上手く伸びていきません。また、右手は最初から頬につけていると推進力が下がりますので楽にしておくといいでしょう。2、リズムを取る
前後に足踏みまたは軽いステップをして体重移動をして、間合いとタイミングを計ります。この時に、上肢は特にリラックスできるように肩を軽く揺らしておくのがポイントです。3、前ステップと同時に前手を真っすぐに打つ
初心者やフィットネス目的でジャブを打ちたい人は、前ステップをした後に腕を伸ばしても問題ありません。本格的にジャブを打つ場合は、前ステップと同時に腕を伸ばし始め、着地と同時または着地よりも早く目標にヒットさせるようにします。
この時に、しっかり顎を引きながら(若干下を向く)、右の脇を締めて右手を頬に添えます。顎を引く目的は、ジャブの動作中にパンチを受けても身体がブレないようにするためです。右手はガードをする役割と身体が横にブレないように体幹筋を働かせる目的があります。
また、パンチの基本ですがヒットした瞬間のみ、手をグーにして力を込めます。
これは、ヒットした瞬間に最大の力を込める為でもあり、しっかり手首を固定する役割もあります。
4、前足着地と同時に腕を引く
ジャブはパンチなので、しっかりヒットした瞬間に前手を引くことが大切です。伸ばしている時間が長いと、『押す』動作になってしまい、反撃をもらいやすくなったり、重心が前に行き過ぎたりします。
■ 速くジャブを打つコツ
ジャブを速く打つコツですが、腕だけで打たないことです。出来るだけ脱力して、肩を前に出す感じで少しだけ回転の動きを使います。
肩→肘→手の順で動くイメージで動かしてみてください。
ただ、ひねりすぎると肩の線が相手と一直線になってしまって横からの動きに弱くなってしまいます。なので、あまりひねりすぎないように気を付けてください。肩を入れると、距離も少し伸びて速く打ちやすいです。
また、戻しを速くするのも非常に重要です。インパクトまでは速いけれど、戻しが思った以上に遅いという事があります。
戻しを早くするには、、「戻すときに肩を引く(逆回転)、この動作を速くする」です。
実際に、ジャブを打って、戻すときの体幹を軸に逆の回転を速くすることで速く戻すことができます。ワンツーの動きに似ていて、ツーのストレートを打つ時は右肩が前に出るように回転させますよね。その動きと同じようにジャブで前に出ている左肩を体の切り替えしで素早く切り替えして元の構えに戻ることで素早くジャブを戻すことができます。
コツとしては、体が相手と対面するくらいのイメージで左肩を引くことです。この練習をすることで、戻しも速くすることができます。
■ コンビネーションでの練習方法
単発のパンチでは綺麗なフォームになっていても、パンチを組み合わせてコンビネーションにすると、フォームが崩れる場合があります。しっかりと腰の回転を意識しながら、ワンツーのリズムを体に覚えさせましょう。まずはジャブクロスから、慣れてきたら実際にレッスンで使用されているコンビネーションを自宅で練習してみるのがいいでしょう。インストラクターのインスタグラムでも、コンビネーションの紹介をしておりますので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
さいごに
改めて、ジャブについて詳しくご紹介させていただきました。是非次回のレッスンから生かしてみてください。