▪ヒップホップダンスとは
皆さんはストリートダンスと聞いてどんなダンスが思い浮かびますか?ダンスにはいろんなジャンルが存在しますが、HIPHOPを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今回はそんなHIPHOPについて、よく知らない、詳しく知りたい!という方必見!HIPHOPダンスについて詳しくご紹介します。▪ ヒップホップダンスの歴史
皆さんは、ヒップホップの四大要素というのを聞いたことありますか?大まかには、ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティとされており、これらの文化を総称したものがHIPHOPとされています。HIPHOPという言葉の語源や、意味ははっきりと定義されてはいないですが、"HIP"という言葉は、スラングで、クールの意味に近いです。日本語でいうと、「流行な」や「格好いい」という意味になります。"HOP"は、「跳ぶ」、「跳躍する」という意味で、音楽やダンスだけじゃなく、ファッション、アートを含めた「黒人の創造性文化」をという意味を込めてHIPHOPと名付けられたとされています。
1980年代初期、HIPHOPのカルチャーを題材にした映画が何本も制作され、世界の若者の心をつかみます。1980年代の中頃、2つのダンスミュージックスタイルが生まれました。アメリカ、シカゴのDJが70年代フィラデルフィアソウルのリズムをヒントに、腹に響く重低音ビートを延々とループさせた、"House Music"が誕生、1980年代後期、歌とラップを融合させた、"New Jack Swing" が流行しました。このNew Jack Swingという名前が定着するのは、1990年代初めになってからのことで、それまでは、ラップのHIPHOPと、歌のソウルを合わせて、Hip Hop Soulとも呼ばれていました。カルチャーのHIPHOPとは別に、こうした音楽で踊るダンスのことを、HIPHOPダンスと呼ぶ人が増えていきます。それが大きく広まって、現代のHIPHOPダンスにいたりました。
▪そもそもヒップホップダンスってどんなダンス?
現在、日本でも、すっかりおなじみのヒップホップダンス は、HIPHOPの曲に合わせて踊る、ストリートダンスの中でも、もっとも代表的なダンスの1つです。アップとダウンのリズムが基本で、大きく身体を使って動きます。色々なステップはありますが、これというルールはなく、色々なダンスの要素が取り入れられています。HIPHOPダンスは、時代によって常に変化していて、新しい動きやスタイルが生まれ続けており、 現在でも進化し続けているダンスです。
現在のダンスシーンでは、ブレイクダンスはブレイキン等と呼ばれる事が多く、HIPHOPダンスと呼ばれているダンスは、ブレイクダンスでない、いわゆる、立ち踊りを指すことが多いです。音楽の変化や、ミュージックビデオなどの影響で、次々と紹介されるブレイクダンスでない、新しく生まれるダンスが流行して、HIPHOPのダンス=立ち踊りという、解釈の仕方になったと考えられます。
もともと、HIPHOPダンスは、パーティーダンスの要素が強いダンスなので、HIPHOPダンスのステップなどを覚えて楽しむ時に、絶対にこうでなければいけないと言う決まりや、正しいも間違っているもなく、誰でも楽しめるものです。
ただ、ダンサーなどの表現者としてよりカッコよく踊るためには、どのようにして、そのステップが生まれたか等を勉強したり、こう言う意味があるんだなと知ったり、どうしたらカッコよく見えるかなー? とダンス自体を、創造、研究していく事も大切なことだと思います。
▪ ヒップホップの代表的なステップ
ここではHIPHOPの代表的なステップの一部をご紹介していきます。是非覚えてあなたのダンスに取り入れてみてください。
◯ランニングマン
ランニングマンという名の通り走るようなイメージで、その場で踏み続けるようなステップです。◯ロジャーラビット
ロジャーラビットは、ダウンのリズムに合わせて足を交互に入れ替えるステップです。ニュージャックスウィングの象徴ともいえるステップです。簡単かつオシャレに見えるため、初心者の方にもオススメなステップです。◯ポップコーン
「ヒップホップ」と聞けばこのステップが浮かぶ方も多いのではないでしょうか。EXILEなど、多くのダンサーが振付に使っているステップです。◯チャールストン
チャールストンはHIPHOPダンスの中でも、上達する過程で避けては通れないメジャーなステップです。◯クラブステップ
クラブステップとは、足先で「ハ」の字と「V]の字を交互に作りながら、名前から連想できる通りカニみたいに真横に動くステップです。
HIPHOPのステップは今も尚増え続けており、見せ方や、やり方も様々になってきています。ステップを習得した後は、自分らしくアレンジしたりしてみるのも良いかもしれません。